ドライフードの食べさせ方

ボク、16歳になる前くらいまでは
ドライフードをカリカリ・ポリポリ食べていました
若い頃なんてね、丸飲みでガツガツ食べてた


だけどね、だんだん上手に食べられなくなっちゃったの
だから、いつも残していてね


食欲がなくなっちゃったんじゃないか?って
缶フードを出してくれたんだ
ボクね、ガッついた(笑)


そしたらね
「なーんだコロちゃん
 食欲がないんじゃなくて食べれなかったんだ」って


歯はしっかりあっても、噛むのが面倒になるのかな?
丸飲みだったのに、乾いて固い粒は飲み込みにくくなる?
唾液の出方や、舌の使い方、嚥下の仕方などが変わって来て
食べたいのに食べられないのかな???って


おかあさんねウェットフードに切り替えてくれたけど
でもねドライフードをお水でふやかすことで
食べやすくすることが出来るよ


方法は簡単!


まず、蓋付き容器にドライフードを量って入れるの
例えばこの時は30g


そしたら、その中にお水を入れる
ドライフードの約2倍のお水、この場合は60cc


蓋をして3時間くらい置いておくの
念のために冷蔵庫に入れた方がイイよ
そうすると、水分を吸ってフワフワになるよ


フードの種類によって
お水の量、ふやけるまでの時間は少し違うよ


柔らかくなって食べられるワンコさんは
この状態で召し上がれ〜
水分補給にもなるよ


でね、ボクは自分で上手に食べられなくなっちゃったの
踏ん張りも上手くきかなくてね
だからおかあさん
ふやかしたフードをお団子にしてくれた


フワフワになったフードをつぶしていくんだよ
グレープフルーツ用のギザギザスプーンが便利
もしも真ん中が少し固くても上手くつぶせるの

こんな感じでつぶしたら


ひとくちで上手に入りそうな大きさに
軽くギュって握ってお団子に


もしも、まだ固いところが多かった場合はね
さっきのつぶした状態のフードを
スプーンで軽く押さえて

蓋をして少し冷蔵庫に入れておくとイイよ
もうつぶしてあるから、1時間くらいで柔らかくなるよ


この頃の関連記事はココだよ


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ドライフードの水分量は6〜10%
そのため、お水をたくさん飲まなくてはなりません
でも、老犬になるとお水を飲むのも大変です


先日のパンもそうですが
お水でふやかすことで水分摂取量をふやせますし
ふやかす時にお水の量がわかるので
どのくらい飲んでいるか?
フードから取った水分量を知ることが出来ます
1日の水分摂取量の目安になります


ただドライフード
ふやかすと風味が変わります
ニオイが全く違うのです


ニオイで食い付いていたワンコさんには
ドライのまま砕いて粉にしたフードを
ふやかしたフードにかけたり(ふりかけみたいに)
お団子に丸めたらまぶしてあげるとイイですよ


粉にするには、小さなすり鉢に入れてスリコギで
簡単に粉にできます


それからフードによっては
ふやけたけど、つぶれないモノがありました


コロの場合、腎臓食だったので
腎臓用のドライフードのデータしかありませんが


・腎臓サポート
・k/d
・アニモンダ
・スペシフィック


この4種類の中で
スペシフィックはふやかしたあとに綺麗につぶれず
また、無理矢理つぶしてもお団子に出来ませんでした


アニモンダはふやかしたあとも香りが良かったです


k/dがふやけるまでの時間がイチバン短く
また、簡単にほぐすことが出来ました
ちょっともっちりフワフワした感じですが
ほぐれもよく、お団子のまとまりも良かったです


次に短時間はアニモンダ
そしてこちらも簡単にほぐれました
サラサラほぐれる感じです
お団子に出来ますが、ほぐれやすいお団子でした


腎臓サポートは上記2種類よりも
ふやけるまでに少し時間が掛かりましたが
ほぐれも、お団子も、問題なくできます


スペシフィック
こちらはふやかして食べるのみです
ちぎる感じで小さくして食べるとイイかと思います


ふやかしてみるとわかりますが
ドライフードはお水を吸うとすごく膨張します


通常の状態のドライフードを食べたあとに
大量のお水を飲むと、この現象が胃の中で起きます
老犬は消化力も落ちていますし
胃の動きもだんだん落ちてきます
ですから、注意が必要だと痛感しました


お腹がパンパンで苦しくならないように
1回の量の加減の気配りが老犬には必要ですね
少量ずつ、食べる回数を増やして1日分を!


そして、ドライフードと食事前後の多量飲水
胃拡張や胃捻転の原因にもなるようですから
若いワンコも気をつけて下さいね


フードを一度ふやかしてみると
どのくらい量に変化があるかわかりますよ


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